今回は技巧の話をします!
武器の理想編成を考える上でかなり重要なことなので、技巧編成など組むときは必ず理解しておきたい部分です。
2019年のこれからのグラブル5月号で、通常技巧のスキルの仕様が方陣技巧と同じになるという告知がなされました。
装備編成の根幹を覆すような大型アップデートですので、装備の一新が必要になりそうです。
この記事は2019年5月中旬までの内容をまとめた資料として置いておきます。
技巧というスキルについて
wikiだとこのページに書いてあります。
技巧の効果は
有利属性での攻撃時、一定確率でダメージが上昇する。(他の全てから独立した乗算枠)
というもの。
有利属性で攻撃した時にクリティカルが出る効果ということですね。
有利属性ではない相手に攻撃した場合はクリティカルは出ません。ただし、アルバハなど無属性なのにクリティカルが出る仕様の敵も居ます。
クリティカルの発動率とダメージ倍率について
技巧スキルやクリティカルについて考える時、念頭に置いておかないといけないのは、
【クリティカルの発動率】と【クリティカルダメージ倍率】についてです。
発動率は読んで名のごとくクリティカルが発生する確率、
クリティカルダメージ倍率は、クリティカルが出た時のダメージの伸び幅のことです。
基本的に技巧スキルのクリティカルダメージ倍率は小、中、大などの威力に関わらず、どれも共通の+50%です。元のダメージの1.5倍になります。
クリティカル発動率は、技巧小→技巧大になるほど上昇し、マグナ加護や神石加護などの補正の効果を受けてさらに大きくなります。
※キャラのスキルやリミットボーナスについては、クリティカル発動率やダメージ倍率がそれぞれ異なりますので要確認。
通常のクリティカルの判定について
ここから少しややこしいです。
技巧の武器はもちろん、キャラのスキルやリミットボーナスにもクリティカルの発動率を上げるものがありますが、これらの判定はどうやって行われるのか?
そもそもクリティカルが乗る攻撃は【通常攻撃】、【ダメージアビリティ】、【奥義】、【カウンター】の4つですが、
主人公やキャラクターがこれらの行動を行った時、クリティカル系のスキルの判定が全て個別で行われるのです。(例外有り。後述します。)
分かりやすくするために、今回はキャラのリミットボーナスのクリティカルと一緒に考えてみますね。
例えばエッケザックス3本の武器編成に、リミットボーナスをクリティカル1枠を☆3まで振ったパーシヴァルを編成した場合。
エッケザックスは刹那と言って、攻刃(中)と技巧(中)が組み合わさったスキルが付いています。また、4凸が未実装のため、スキルレベルは10まで。
エッケザックスをスキルレベル10にした場合、【クリティカル発動率は5%】、【ダメージ倍率は+50%】です。
リミットボーナスのクリティカルは☆3にすると、【クリティカル発動率は25%】、【ダメージ倍率は25%】です。
SKl10 クリティカル発動率5% ダメージ倍率+50% |
SKl10 クリティカル発動率5% ダメージ倍率+50% |
SKl10 クリティカル発動率5% ダメージ倍率+50% |
クリティカル発動率25% ダメージ倍率25% |
※実際は、武器のスキル部分は召喚石の加護が乗るので、もう少し発動率は高くなります。
これらが全て別判定です。
わかりにくい方のためにガチャで例えてみました。
- エッケガチャ(5%の確率でクリティカルが出る)
- エッケガチャ(5%の確率でクリティカルが出る)
- エッケガチャ(5%の確率でクリティカルが出る)
- キャラのLBクリティカル☆3ガチャ(25%の確率でクリティカルが出る)
こんな感じのガチャを4つ一気に引いた時、果たしてクリティカルが出るかどうか?みたいな感じです。
4つとも外した!っていうパターンもあります。これが通常技巧の弱いところ。
ただし、複数当たりを引いた場合はクリティカルダメージ倍率は合算されて大幅に伸びます。これが通常技巧の強いところ。
①のエッケガチャとキャラと④のLBクリティカルガチャで当たりを引いたら50+25%で、クリティカルダメージは+75%になる、と言った具合です。
こうやって見ると、通常技巧ガチャってけっこう一か八か感がありますね。
ガチャの個数は多いから、もちろん全部当たりを引いたら美味しいですが全部ハズレを引く可能性もあるわけです。
方陣技巧の判定について
一方、判定の仕方が通常技巧と全く異なる方陣技巧。
方陣技巧は、方陣技巧系のスキルのみクリティカル発動率が合算される仕様です。
通常技巧は別判定だったので全然お話が違ってきますね。
方陣刹那2(技巧)がついているオールド・エッケザックスもSkl10で【クリティカル発動率が5%】、【ダメージ倍率が50%】で設定されている数値は変わらないのですが、計算式が変わります。
今回はオールド・エッケザックス編成にパーシヴァルを突っ込んでみます。
オッケのスキル内容はエッケとほぼ一緒で、スキルが通常から方陣になっているのみ。
SKl10 クリティカル発動率15% ダメージ倍率50% |
クリティカル発動率25% ダメージ倍率25% |
- オッケガチャ(15%の確率でクリティカルが出る)
- キャラのLBクリティカル☆3ガチャ(25%の確率でクリティカルが出る)
この2つのガチャを一気に引いた時、クリティカルが出るかどうか?という判定です。
方陣技巧グループは判定が1つになっていますね。
<通常技巧=5%のガチャ3つ>と<方陣技巧=15%のガチャ1つ>で比べてしまうと前者のほうが良い気もしますが、方陣技巧は増やせば増やすほど発動率が加算されていきますので、数が増えるほど目に見えてクリティカルを引きやすくなります。
100%クリティカル編成なんてのもできるわけです。これが方陣技巧の強いところ。
武器枠を方陣技巧に割いてしまった分、方陣攻刃や方陣背水などの他のスキルが減るので、100%クリティカル編成が強いとは一概には言えませんけどね。
方陣技巧は同じ判定にまとめられちゃっているので、他のクリティカル判定と一緒になっても、ダメージの倍率の伸びはあまり期待できません。
これが方陣技巧の弱みと言えばそうです。
まぁでも方陣技巧分のクリティカルだけでも十分強いんですよね。キャラのリミボのクリティカルもそれなりに発動率高いですし。
通常技巧、方陣技巧の強み、弱み
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#E8EAF6″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]- 通常技巧…本数を増やしても発生確率は安定しないが、判定がかぶった場合のダメージ倍率の最大値を上げられる
- 方陣技巧…本数によってほぼ安定してクリティカルを出せるようになるが、判定がかぶった場合のダメージ倍率の伸びは通常技巧ほどには期待できない。(判定がかぶらなくても十分強いけど)
ロマンがあるのは通常技巧という感じですね。
ただ、忘れてはいけないのは、グラブルにはダメージ減衰があるということ。
クリティカル判定がかぶって+150%のダメージ!となっても、ダメージ上限に引っかかるとダメージは大幅にカットされてしまいます。
装備が揃えば揃うほど、ダメージ倍率が増える旨味がなくなっていくのです。だったら、ダメージ倍率50%で安定してクリティカル出してくれたほうが恩恵があるよねって話です。
うん、今の仕様だと方陣技巧の圧勝ですね…
★★★
以上、ざっと通常技巧と方陣技巧について語ってみました。
見た目もスキル内容も似ている武器にエッケザックスとオールドエッケザックス、オベロンとオールドオベロンがありますが、通常技巧と方陣技巧で計算式がガラッと変わってきますので、別物として扱わないといけないですね。